認知症高齢者の看護は大変。【認知症看護・老年看護】

こんにちは！はなちゃんです🌸

私は普段、急性期病棟の看護師として働いているのですが、高齢者が多くて認知症患者の看護がとてつもなくストレスなので、みなさんに認知症患者との関わりについて知ってもらおうと思います！

はなちゃん

認知症に体力を吸われていくのだ…

認知症患者さんとの日常

1.何でも忘れちゃう

これが認知症の主な症状なのですが、めちゃくちゃ大変なのです。そして看護師は記憶のお手伝いをします。記憶のお手伝いってなんだと思いますか？？それはひたすら質問に答えるしかありません（笑）認知症高齢者からの質問がエンドレスなんです。

おばあちゃん

なんでここおるの

はなちゃん

病気になったからですよ

おばあちゃん

んなわけあるかい

絶対に理解して貰えないですよね。特に症状が現れていない病気の時はなおさら理解してもらうのが大変です😭私たちも好きで病院に連れてきているわけじゃないんですけどね、、、なかなか理解してもらえないですよね😭

2.何回も時間を聞く

認知症の症状として見当識障害というものがあります。時間、場所などが分からなくなるんです。そのため毎日何回もそれらを聞かれます。

おばあちゃん

今何時？

はなちゃん

5時ですよ

おばあちゃん

3時か〜

はい、聞いてない。笑

何度も聞くくせに患者さんの中でもう答えが決まってるのか、聞こえてないのか、理解できていないのか…時計をみて教えるのがめんどくさくなっちゃいますね😂

3.トイレに行ったことを忘れる
何でもすぐに忘れちゃうのでトイレに行ったことも忘れちゃいます。私の病棟では1人でトイレにはいけない人が多いので車椅子でトイレに誘導するのですが5分毎や10分毎だったりすることもあります。

おばあちゃん

ねーちゃーん

はなちゃん

どうしましたか

おばあちゃん

トイレいって

はなちゃん

5分前にいきましたよ

トイレに行きたいと言っているので我慢してもらうこともできないんですよね。

おばあちゃん

そんなことあるかいな、連れてって

はなちゃん

（死んだ顔しながら）行きましょか…

と連れていくと…

おばあちゃん

出やんわ、パンツ履かして

5分前に行ったんだから出るわけないよなぁと思いつつ病室に帰るのです。そして、せめて命令口調は何とかして欲しいものです…

はなちゃん

言われなくても履かせるのに、命令されると一気にやる気を失いますよね😭

4.治療拒否の暴言・暴力
病気と理解することが困難であるため治療を拒否されることがあります。説明して分かってくれる患者さんもいますが、説明しても

おばあちゃん

私は病気じゃない、家に返してくれ

というのです。でも私たち看護師は家族の希望通りに無理やり注射とか痛みを伴うような処置をしなければならないんです。

はなちゃん

板挟みは辛いね…😭

こんなときは患者さんも看護師もしんどいんですよね。患者さんは「病気じゃないのに何でこんな押さえつけられてまで注射されないといけないのか。」と怒り、看護師はその患者の対応に追われるんです。また叩かれたり、つねたれたり暴力行為が伴うこともあるし針を使う処置のときは針が刺さるリスクもあります。そのため、病気は全部治療した方が幸せっていうわけでもないなぁと日々考えたりしております😔

はなちゃん

看護師つかれた

まとめ

この記事では認知症患者ついて責めるつもりではないのですが、認知症患者を支えることは大変だということを知ってもらえればと思って書かせていただきましした！

りすちゃん

めっちゃ面白い認知症患者さんもいる！🤣

認知症ってその人の性格がそのまま出るので、その方のバックグラウンドとか見えてくるので面白いこともあるんです🌸

また治療を受けたくないと思ってる患者さんを無理やり治療するのは違うなぁと思ってて、認知症患者でも治療が選択できる世の中であって欲しいなぁと思います。